きほんの呼吸

変形性股関節症と歩行

八田先生に日頃のワークと歩行を見ていただいた際に指摘されたことの一つに

内臓が下がっている。

というのがありました。

内臓下垂。

全く自覚なかったので「えええ?」という感じだったのですが、じゃあ胴回りを自分の手で掴んで自分で引き上げながら歩いてみて、と言われ、やってみると確かにそうすると股関節痛がなくなるのです!

 

内臓が下がっているとそれは股関節にとっては重み、余計な負担になる。

 

内臓を上げる、ということは、つまり、内臓を取り巻く腹部全体を体幹の一部に取り入れてしまうこと。そうすれば股関節にとっては重たい内臓を運ばなければならない負担が減る。

 

じゃあどうすれば内臓を体幹に取り込める?

答えは呼吸です。

呼吸筋を鍛えることで、内臓は上がる!

 

というわけで以後ずっと呼吸を気にかけつつ日々を過ごして来た私ですが、先日たまたまながら聴きしていたclubhouseの呼吸系のルームで、大貫崇先生のお話に説得力を感じたため、早速大貫先生の最新刊をamazonでポチってみました。

 

 

で、その本が来た翌日、たまたま夫が4時半起きでゴルフに行き、つられて超早起きしてしまった私は、朝5時からその本を精読し始めたのでした。

 

本は基本実践→基本解説→応用実践という段取りになっていたため、その日は基本呼吸の実践からスタート。本を見ながら、Step1、2、3と進んで行く呼吸の練習を、ベッドの中で、書いてある通り丁寧に行いました。

 

その日は外出する予定もあったので、読み始めから1時間弱で基本実践までしっかりやったところでタイムアップ。その後ルーティンの家事に取り掛かったわけですが

 

ベッドから立ち上がって動き始めた段階でまずびっくり

身体が整っている!

歩行が軽い!

それはもう、まるで腕の良い整体で施術を受けた直後のような軽やかさなんです!

 

常日頃から朝に一番パワーがある私は、リハビリやヨガの前に必ずある程度まとまった分量の家事をこなしてからトレーニングに入るのですが、通常の場合、そうやって家事でこまごまと動いているうちにも徐々に右股関節に負担感が出て来るため、いざトレーニングに入る時には、股関節周辺疲労を一旦リセット(温めてほぐす、温めて小さく動かす、など)してからトレーニングに取り掛かる必要があるのですが、この日の「整った身体」は朝家事ぐらいでは崩れることなく、メンテナンスも最小限でトレーニングタイムにも入れたのでした。

 

なるほど、呼吸って本当にすごい!

 

それを心底実感した私は、その後ルーティンのトレーニングメニューに大貫先生の基本の呼吸の3ステップを取り入れるようにし、あとは街歩き中でも、股関節痛が出た時には基本の呼吸に立ち返ると改善したりしています。

 

最終的には横隔膜や肋骨の動きを自分でコントロールできるようになると動きの質が一変するらしいのですが、そこへ行くためには(私が苦手な)身体感覚的な気づきが、やはり避けて通れないものらしい。

 

ポイントとしては

 

目指すは360度、横隔膜をうまく使うことで風船のように満遍なく膨らむお腹。そのためには単に1日何回と決めて鍛えるような方向性の練習ではなく、使うべきところを使うために無駄な場所から余計な力を抜けるようになることもとても大事だということ。

 

横隔膜という、普通は意識しない微細な場所を理想的に動かせるようになるための

キーワードはここでも「気づき」。

 

そして本には、横隔膜の働きを代行してしまいがちな腹直筋や鎖骨周り、広背筋に「少し黙ってもらうための抑制ワーク」なども紹介されていて、身体感覚の鈍い人でも、なんとか微細な横隔膜の感覚まで到達できるようになるために、最大限の配慮がなされているところがとてもありがたいのでした。

 

巻末に書かれた著者からの挨拶文のように「頑張らないように頑張る」

 

呼吸法の上達にはそれがきっとコツなのだと思う。

 

著者はそのことを言いっ放しにするのではなく、頑張らないように頑張るのが難しい人に向けても、ステップアップの仕方を詳しい画像と共に丁寧に紐解いてくださっています。

 

そんなわけでこれはホントに、呼吸の練習のための良書。

オススメです!

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